ShopifyとKlaviyoの連携方法・初期設定ガイド【つまずきポイントも解説】
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ShopifyとKlaviyoの連携は、Shopifyアプリストアの公式アプリをインストールして認証するだけで完了し、作業自体は15〜30分程度が目安です。連携後は注文・顧客・商品・カート・閲覧の各データが自動で同期され、カゴ落ちメールなどの自動配信をすぐに構築できるようになります。
ただし実務では、アプリ接続そのものよりも「接続後の初期設定」でつまずくケースが圧倒的に多いというのが、Shopify×Klaviyo特化で支援を行うYulieの実感です。本記事では連携手順に加え、送信ドメイン認証や購読同期など見落としやすい初期設定、連携直後に作るべきフローまでを順番に解説します。Klaviyo自体が初めての方は、先にKlaviyoとは?徹底解説を読むと全体像を把握しやすくなります。
連携すると何ができるか:同期されるデータ
ShopifyとKlaviyoを連携すると、次のデータが自動でKlaviyoに流れ込みます。
| 同期データ | 内容 | 主な活用例 |
|---|---|---|
| 顧客情報 | 氏名・メールアドレス・購読状態など | 配信対象リストの自動更新 |
| 注文データ | Placed Order・Fulfilled Order・キャンセルなど | 購入後フロー、RFMセグメント |
| カート情報 | Checkout Started(チェックアウト開始)・Added to Cart | カゴ落ちフロー |
| 閲覧行動 | Viewed Product(商品閲覧)・Active on Site(サイト訪問) | ブラウズ放棄フロー、閲覧ベースのセグメント |
| 商品カタログ | 商品名・価格・画像・URL | メール内への商品情報の自動挿入・レコメンド |
このうち閲覧行動(Viewed Product・Active on Site)の計測には、後述のオンサイトトラッキングの有効化が必要です。「連携したのに閲覧データが入らない」という相談の多くはここが原因です。
連携前の準備
- Shopifyストアの管理者権限(アプリのインストールに必要)
- Klaviyoアカウント(未作成の場合は公式サイトから無料で作成できます。料金体系はKlaviyoの料金解説を参照)
- 送信元として使う独自ドメインのメールアドレス(Gmailなどフリーメールは送信元に使えないため、独自ドメインが実質必須です)
- DNS設定を変更できる権限(送信ドメイン認証で使用)
ShopifyとKlaviyoの連携手順
手领1:アプリのインストールと認証
- Shopifyアプリストアで「Klaviyo」を検索し、公式アプリ(Klaviyo: Email Marketing & SMS)をインストールします
- Klaviyoアカウントにログイン(または新規作成)し、接続するアカウントを選択します
- データアクセスの許可を確認して接続を完了します
手领2:同期設定の確認
- Klaviyo管理画面の連携設定(Integrations > Shopify)を開きます
- オンサイトトラッキング(Viewed Product・Active on Siteの計測)を有効化します
- Shopifyのメール購読者をどのリストに同期するか(例:Newsletterリスト)を指定します
- チェックアウト画面の購読チェックボックスの設定(Shopify側)と整合しているか確認します
手领3:同期の動作確認
- テスト注文を入れ、Klaviyo側のプロフィールにPlaced Orderが記録されるか確認します
- 商品ページを閲覧し、Viewed Productが記録されるか確認します(ログイン済み・クッキーで識別できる訪問者のみ記録されます)
- チェックアウトを途中まで進め、Checkout Startedが記録されるか確認します
連携後に必ずやるべき初期設定チェックリスト
1. 送信ドメイン認証(最重要)
自社ドメインのDNSにKlaviyo指定のレコード(DKIMなど)を追加し、専用の送信ドメイン(Branded Sending Domain)を設定します。Gmail・Yahooの送信者ガイドライン強化以降、この設定の有無は受信トレイへの到達に直結します。未設定のまま本番配信を始めるのは避けてください。DNSの反映には数時間〜1日程度かかる場合があるため(目安)、初日に着手するのがおすすめです。
2. リストと購読同期の整理
「Shopifyでメール購読に同意した顧客が、Klaviyoのどのリストに入るか」を明確にします。購読同意のない顧客にマーケティングメールを送ることは特定電子メール法の観点でも避けるべきで、配信対象は「購読済み(Subscribed)」のプロフィールに限定する運用を徹底します。
3. サインアップフォームの設置
Klaviyoのフォーム機能でポップアップまたは埋め込みフォームを作成し、メルマガ登録の入口を確保します。初回クーポン(例:10%OFF)とセットにすると登録率が上がりやすく、登録直後のウェルカムフローとの接続が定石です。
4. 日本語向けの基本設定
- アカウントのタイムゾーンをAsia/Tokyoに設定(配信時刻のずれ防止)
- 購読解除ページ・フッターの文言を日本語化
- 通貨表示が円になっているかテンプレートで確認
連携直後に作るべきフロー3本
初期設定が完了したら、費用対効果の高い順に次の3本のフローを構築するのが定石です。
- カゴ落ちフロー:チェックアウト開始後に購入しなかった人へのリマインド。2〜3通構成が一般的で、購入意欲の高い層に届くため最も成果が出やすいフローです。設計の詳細はカゴ落ちメールの作り方ガイドへ
- ウェルカムフロー:メルマガ登録直後の挨拶・クーポン案内・ブランド紹介。登録直後は最も関心が高いタイミングで、開封率も他のメールより高くなる傾向があります。構成の考え方はウェルカムメールの設計ガイドで解説しています
- 購入後サンクスフロー:注文後のお礼・使い方案内・レビュー依頼。リピート購入とレビュー獲得の土台になります
つまずきやすいポイントと対処法
閲覧イベント(Viewed Product)が記録されない
オンサイトトラッキングが無効、またはテーマ側にスクリプトが正しく出力されていないケースが典型です。連携設定画面でトラッキングの有効化状態を確認し、カスタマイズ性の高いテーマではスクリプトの読み込みをブラウザの開発者ツールで検証します。なお匿名訪問者の閲覧は記録されない仕様(メールクリックやフォーム登録で識別された訪問者のみ対象)である点は、不具合ではなく仕様として理解しておきましょう。
カゴ落ちフローが発火しない
トリガーのCheckout Startedは「チェックアウト画面に進みメールアドレスが特定できた場合」に発生します。カート投入のみで離脱した匿名訪問者は対象外になるため、想定より発火数が少なく見えることがあります。またフロー内の各メールがDraft(下書き)のままでLiveになっていない、という見落としも非常に多いので、公開ステータスを必ず確認してください。
迷惑メールフォルダに入る
送信ドメイン認証の未設定、反応のないリストへの大量配信、画像だけのメールなどが主因です。ドメイン認証を済ませたうえで、直近に反応のあるセグメントから小さく配信を始めて徐々に拡大する(いわゆるウォームアップ)のが定石です。
よくある質問
Q. 連携に費用はかかりますか?
連携アプリ自体は無料です。Klaviyoの利用料はアクティブプロフィール数に応じた従量課金で、250プロフィールまでは無料で試せます(執筆時点)。
Q. 既存のメルマガツールからの移行中、並行運用はできますか?
可能です。ただし同じ顧客に両ツールから配信すると体験が悪化するため、フローはKlaviyo・キャンペーンは旧ツールなど役割を分け、段階的に移行するのが安全です。移行時は直近に反応のある購読者に絞ってインポートすることをおすすめします。
Q. 連携を解除するとデータは消えますか?
連携を解除しても、それまでにKlaviyoに蓄積されたプロフィールやイベントデータは残ります。ただし新規データの同期は停止するため、フローの発火やセグメントの更新は止まります。
Q. 複数のShopifyストアを1つのKlaviyoアカウントに繋げられますか?
1つのKlaviyoアカウントに接続できるShopifyストアは基本的1つです。複数ストア(例:国内用と海外用)を運営する場合は、ストアごとにKlaviyoアカウントを分ける構成が基本です。
Q. 設定完了までどのくらいの期間を見ればよいですか?
アプリ連携とドメイン認証は1日あれば完了します。フォーム設置と主要フロー3本の構築・メール制作まで含めると、1〜3週間程度が実務上の目安です(デザインの作り込み度合いにより変動します)。
Yulieは、Shopify×Klaviyoに特化したCRM運用支援チームです。Klaviyo認定パートナーとして、連携・初期設定の代行からフロー設計・メールデザイン・運用改善までを一貫してご支援しています。「設定に不安がある」「最短で成果の出る構成を知りたい」という方は、無料相談はこちらからお気軽にご相談ください。