Klaviyoの料金体系をわかりやすく解説:無料でどこまで使える?有料に切り替えるタイミングは?
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Klaviyoの料金は、「アクティブプロフィール数(配信対象になりうる顧客の数)」に応じて段階的に上がる従量課金制です。250プロフィール・月500通までは無料で使え、有料プランは月額20ドル前後から始まります(執筆時点の目安)。つまり「リストが小さいうちは安く、育つほど高くなる」料金体系であり、導入ハードルは低い一方、リスト管理を怠るとコストが膨らみやすいという特徴があります。
本記事では、Shopify×Klaviyo特化のCRM支援を行うYulieが、料金体系の仕組み、プランごとの違い、リスト規模別の月額目安、そして無駄なコストを抑える実務上のポイントまでを解説します。なおKlaviyoの機能全体像を先に把握したい方はKlaviyoとは?徹底解説からお読みください。
Klaviyoの料金体系の基本:アクティブプロフィール数による従量課金
料金を理解する上で最も重要なのが「アクティブプロフィール」という考え方です。これは「メールまたはSMSの配信対象になりうる連絡先」の数を指し、配信を停止(サプレッション)したプロフィールはカウント対象外になります。ポイントは次の3点です。
- 課金対象は「配信可能なプロフィール数」であり、配信通数ではない(有料プランの送信数上限はプロフィール数に連動)
- 購読解除者やサプレッション済みのプロフィールは課金対象外
- プロフィール数がプランの上限を超えると、上位の料金帯に自動で切り上がる設定が既定になっている場合がある
つまり「登録だけされていて反応のないアドレス」を抱えたままにすると、売上に貢献しないプロフィールに対しても費用を払い続けることになります。この性質を理解しておくことが、料金最適化の出発点です。
プランは3種類:Free・Email・Email&SMS
Klaviyoのプランは大きく3つに分かれます(執筆時点)。
| プラン | 月額の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 250プロフィール・月500通まで。フロー・セグメントなど主要機能は利用可 |
| 20ドル前後〜(プロフィール数に応じて増額) | メール配信の標準プラン。日本のECは基本的にこれで十分 | |
| Email & SMS | 35ドル前後〜 | EmailプランにSMSクレジットが付属。日本では利用ケースは限定的 |
日本のShopifyストアの場合、SMSは配信単価や受信文化の面でハードルが高く、まずはEmailプラン一択と考えて問題ありません。Yulieが支援する日本の中小ECでも、ほぼすべてEmailプランで運用しています。
リスト規模別の月額目安早見表
プロフィール数ごとの月額の目安は次のとおりです。公式サイトの料金シミュレーターを基にした執筆時点の目安であり、改定される可能性があるため、契約前に必ず公式の料金ページで最新情報を確認してください。
| アクティブプロフィール数 | Emailプランの月額目安(執筆時点) | 円換算のイメージ(1ドル150円の場合) |
|---|---|---|
| 〜250 | 無料 | 0円 |
| 〜500 | 20ドル前後 | 約3,000円 |
| 〜1,000 | 30ドル前後 | 約4,500円 |
| 〜2,500 | 60ドル前後 | 約9,000円 |
| 〜5,000 | 100ドル前後 | 約15,000円 |
| 〜10,000 | 150ドル前後 | 約22,500円 |
| 〜20,000 | 300ドル前後 | 約45,000円 |
支払いはドル建てのクレジットカード決済のため、実際の円貨負担は為替レートによって変動します。予算管理上は多少のバッファを見込んでおくと安全です。
費用対効果の考え方:月額を回収できるライン
料金をコスト単体で見るのではなく、「メール経由売上で回収できるか」で判断するのが実務的です。たとえばプロフィール数2,500件(月額約9,000円の目安)のストアで、客単価が6,000円なら、月に2件の追加注文がメール経由で生まれれば月額を回収できる計算になります。カゴ落ちフローとウェルカムフローを整備するだけでもこの水準は十分に現実的な目標です(商材・リストの質により変動するため目安としてお考えください)。カゴ落ちフローの具体的な作り方はカゴ落ちメールの作り方ガイドをご覧ください。
無駄なコストを抑える3つの実務ポイント
1. 非アクティブプロフィールを定期的に整理する
目安として「180〜365日以上開封・クリック・購入のいずれもないプロフィール」をセグメントで抽出し、掘り起こし配信を経ても反応がなければサプレッションする運用をおすすめしています。リストの1〜2割が非アクティブというケースは珍しくなく、整理だけで料金帯が1段階下がることもあります。配信先の質が上がることで到達率(迷惑メール判定の回避)にも好影響があり、コストと品質の両面でメリットのある施策です。
2. 自動アップグレード設定を確認する
プロフィール数が上限を超えた際に自動で上位プランに切り替わる設定の有無を、契約時に必ず確認しましょう。ポップアップ経由で登録が急増した月に、想定外の請求になっていたという相談は実務でしばしば耳にします。
3. 「とりあえず全件インポート」をしない
他ツールからの移行時に、反応履歴のない古いアドレスを含めて全件インポートすると、初月から料金帯が跡ね上がるうえ、到達率の面でもリスクがあります。直近に反応のあったアドレスに絞って移行するのが定石です。
他のメール配信ツールとの料金比較の視点
定額制の国産メルマガツールと比べると、小規模リストではKlaviyoの方が安く、リストが数万件規模になると定額制の方が安くなることがあります。ただし比較の際は「同じ配信ができるか」を必ず揃えてください。行動データに基づくセグメント配信や売上帰属の自動集計は、定額制ツールでは代替できないことが多く、単純な月額比較は実態を反映しません。主要ツールの機能・料金の比較はShopifyメルマガアプリ比較で詳しく整理しています。
導入コスト全体像:ツール費以外に見込むべきもの
Klaviyo本体の月額以外に、導入時には次のような工数・費用が発生しうる点も把握しておきましょう。
- 初期設定(Shopify連携・送信ドメイン認証・フォーム設置):自社対応なら費用はかかりませんが、数時間〜数日の工数が必要です。手順はShopifyとKlaviyoの連携・初期設定ガイドを参照ください
- フロー設計・メールデザイン:自社制作か外部パートナーへの委託かで工数・費用が大きく変わります
- 運用(月次のキャンペーン配信・数値確認・改善):継続的なリソース確保が成果の前提になります
よくある質問
Q. 無料プランのまま使い続けられますか?
250プロフィール・月500通の範囲内であれば継続利用できます(執筆時点)。ただしECのリストは通常成長していくため、実運用では数ヶ月以内に有料プランへの移行を見込んでおくのが現実的です。
Q. 支払いは日本円でできますか?
請求はドル建てで、クレジットカード払いが基本です。円貨の引き落とし額はカード会社の為替レートによって変動します。経理処理上は海外サブスクとして扱う点にご注意ください。
Q. 途中でプランを下げることはできますか?
プロフィール数を整理して下位の料金帯に収まる状態にすれば、ダウングレードは可能です。変更の反映タイミングは請求サイクルによるため、整理は請求日前に実施するのが安全です。
Q. プロフィール数とメールアドレス数は同じですか?
ほぼ同じですが、厳密には「配信可能な連絡先を持つプロフィール」が課金対象です。購読解除者やサプレッション済みのプロフィールはデータとしては残りますが、課金にはカウントされません。
Q. 料金に見合うかどうかはどう判断すればよいですか?
「月額を回収するのに必要な追加注文数」を客単価から逆算するのがシンプルです。メルマガ登録者が数百件以上ありリピートが見込める商材であれば、回収のハードルは高くありません。判断に迷う場合は現状のリスト規模と売上構成を基に試算することをおすすめします。
Yulieは、Shopify×Klaviyoに特化したCRM運用支援チームです。Klaviyo認定パートナーとして、料金プランの選定や費用対効果の試算を含め、導入前の検討段階からご相談いただけます。「自社のリスト規模だと月いくらになるのか」「元が取れるか試算したい」という方は、無料相談はこちらからお気軽にご相談ください。